レザークラフト用革ってどこで買ったらいいの?
近くに革専門店がないから、いい革が手に入らない!
などなど、革の購入について悩んでいる方は多いです。
今日は革の仕入れのお手伝いができれば・・・と思い、レザークラフト用国産革専門店の「和乃革」を紹介します。
和乃革で取り扱っている革
和乃革のサイトへはこちらからどうぞ。
→ 和乃革取り扱っている革の種類
- 本ヌメ革 生成り
- 本ヌメ革 染め
- オイルレザー 染め
3種類の革を扱っています。ヌメ革もオイルレザーも人気の革です。
ヌメ?オイルレザー?と思った人はこちらの記事を参考にしてください。
取り扱っている革のサイズ
- 半裁
- 半裁の1/2
- 切り売り(A4/A3/A2)
- はぎれ革
革は一般的に1頭からとれた革を背筋で半分に裁断した半分(半裁)で販売しています。
しかし和乃革では半裁の1/2でも販売しています。半裁ほども必要ない・・・というような趣味程度でレザークラフトをしている人にとってはありがたいサイズです。
半裁の1/2サイズは頭側とお尻側のちょうど半分で裁断して販売していますが、どちらを購入したほうが得かわかりますか?
牛革は比較的繊維が大きめで密になっていることが多いので、伸び縮みの差が少ない方ですが、部分的に見ていけば頭側とお尻側では差が出てきます。さらに形も違ってきます。
革の知識の記事でも書いていますが、一番よく使う部分は「ベンズ」です。背筋から横腹の部分です。
一番よく使うということは、革としては丈夫な部分ということなんですね。
馬と牛では違うのですが、馬革ではお尻の部分は「コードバン」と呼ばれていて、一番上質で丈夫な部分なので、製品としてウリにすることも多々あります。
革製品で「コードバンを使用した財布!」や「コードバンを使用したバッグ!」なんて見たことありませんか?
人間でも一番しっかりしている革はお尻部分ですよね。そう考えていくと、お尻部分の方が上質で、同じ価格ならお得というわけです。
さらに、お尻側の方が革が大きく形が整っています。革は大きく形が整っている方が型紙をとりやすいです。
お尻側が得な理由は
- お尻側が丈夫な革
- 大きく形が整っている傾向がある
配送や送料について
気になるのは、配送や送料についてですよね。
配送は郵便局(日本郵便)で、全国一律500円になります。
ただし、5000円以上で送料無料になります。
端切れ1セットの購入では送料は500円かかりますが、半裁の革は送料がかからないということです。
支払いについて
支払いは銀行振込、クレジット、楽天Payのどれかを選択できます。
返品について
返品は、色違いや種類違いなどの明らかに注文した品と違っていた場合のみ可能となります。
革は一点一点違うので、画像の革と違う!というような理由では受け付けません。
和乃革が買いやすい理由
和乃革では、革の紹介ページでは革の色味が分かりやすくするために、色鉛筆を見本において撮影した画像があります。
パソコンやシマホなどで見る画像は、機種や環境によって色味が変わることがあります。また撮影したカメラのメーカーや設定でも色味が変わりやすいです。
管理人くじらこはハンドメイドで販売をしていますが、色味の誤差の解消のためにそんな方法があったのか!と感動しました。
革はデリケートです。整理しているだけで傷がつくこともあるし、染色工程で同じ染料を使用しても個体差で色味が違ってくることもあります。同じロットで染色をしても全て同じ色になるとは限らないのです。
色鉛筆を置くことで購入者との色感覚の誤差が縮まるような気遣いがされています。
女子的レザークラフトでおすすめするのははぎれ革
初心者女子的おすすめは、「はぎれ革のセット」です。サイトにも記載されていますが、作品作りのためのはぎれ革ではなく、サンプルとしての革の購入が前提となっています。
が、
女子的には小さな革でも作れる小物はたくさんあります!
ピアス、イヤリング、ネックレス、ブレスレットなどアクセサリー、ヘアゴム、ヘアピンなどのヘアアクセサリーなどは少量でも作れるんですよね。
他にも、革小物やバッグなどを作る際の補強として、デザインで小さなポイントととして、革タグなど、小さくても使用できる所はたくさんあります。
おすすめ! 切って貼るだけ!端革を使ってウッドクリップをアレンジしてみよう!
最終的にはウッドクリップに貼り付けるなど、アイデア次第です。
革は小さくても使えるところはたくさんあるので、「色見本だから・・・」と諦めずにアイデアを出して使い切りましょう!
どんな革かも実物を見たらわかりやすいし、サンプルとしての役目を終えたら革小物などにできるので、まずははぎれ革セットを購入してみてください。
和乃革のHPをすみずみまでみて!
和乃革は革を売っているだけではありません。
販売以外にも作品事例やコンテンツなどもあり楽しめます。
作品事例では和乃革のスタッフや革の購入者の作品を紹介しています。仕上がりがもう店に置いていても違和感のないくらいレベルの高い作品がたくさん掲載しています。
コンテンツでは革の知識の他に、「革職人を募集します!革職人を目指す人応援企画」などおもしろい企画もしています。
HPの隅々まで見て情報やアイデアなど得るものが多いので、読んでみてください。
革についても丁寧に説明されているのでよく読んでください。
革の購入についての注意点
ここまで革の購入を勧めてきましたが、革の購入について注意しなければいけないことがいくつかあります。
革にはシミ・シワ・傷・穴などについて
和乃革は革を染めて加工しています。染料を革に染み込ませて色をつけています。そのため、もとからあったシミやシワ、傷、穴がそのまま仕上がることもあります。というよりそのまま仕上がります。
また染料の染み込みも均一にはならないこともあり、色ムラとなります。
シミ・シワ・色ムラのない革が欲しければ、クローム革の購入をおすすめします。染料を革の上へ塗る加工なので、シミ・シワ・色ムラなどは起こりません。しかし経年変化はありません。
ちなみにクローム革は和乃革では販売していません。
染めの加工により経年変化はおきます。オイルレザーなどはオイルが変色して(言葉が悪いですが)、経年変化が起こります。
シミ、シワ、傷、色ムラなどはむしろ革の特徴として受け入れて、作品に使用してください。
革の使用できる範囲について
革はすべて使用できません。半裁などは万単位の高額で、少しでも元を取ろうとめいいっぱい使おうとしますが、革の端は作品作りに適さない部分もでてきます。
ようするに使えなくて破棄する部分です。
半裁は70~80%程度使えない端が出てきます。使えないというのは、厚みが薄かったり、やわらかすぎたり、シワがあったり、毛羽立ったりしているので、捨てる部分です。
半裁のうち、60%程度破棄する部分がでてきたら、革としては少々質の悪い革です。90%以上使えるのなら良質な革となります。
半裁の革のすべてが使えるわけではないので、割り切りましょう。とはいってもできるだけ破棄せず最後まで使いきる気持ちで工夫して、使っていきましょう。
まとめ
初心者のうちは半裁を買うことは少ないですが、はぎれ革セットや切り売り(A4/A3/A2)もしているので、和乃革は買いやすい革専門店です。
近くに革専門店がない、経年変化のある革を探していた人は、和乃革で購入してみてください。
和乃革へはこちらから↓
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